水色

9月30日、今日、わたしは新しい恋にひとつのピリオドを打とうと思います。

ジェットコースターのような彼の気持ちに、スロースタートだったわたしの気持ちはついていけなかった。やっと追いついたかなと思ったころには、彼の気持ちはどこか遠くに行ってしまっていた。
彼の言う「忙しい」という言葉を信じたかった。でも、できなかった。「忙しい」って、ひとをむやみに傷つけることなく上手に言い訳をするための言葉だと思うと、わたしはとても苦しくて、もう彼からの連絡を待てなかった。
最後の可能性にかけてみることすら怖くなって、わたしはそれをすべて自分の手で握りつぶした。これで終わりにすると決めて送ったLINEも、彼の返事は笑っちゃうくらいそっけなかったから、結果的にその判断は正しかったと思いたい。

こんなにも寂しくて、こんなにも切ないのは、「うまくいくんじゃないかな?」と思えた恋だったからかな。クリスマスにデートに誘ってくれたり、手をつないだりしてくれたの、久しぶりに誰かに想われることのよろこびを感じてとてもうれしかったよ。かっこよくて、やさしくて、いっしょにいると心から安心できて、彼をすきになる理由なんてそれだけでよかったのに、素直になれない自分が蒔いた種はどんどんつるを伸ばして自分の首を絞めてしまった。

今日、「ひよっこ」の最終回で、ヒデくんが「しあわせになることを諦めません」と言っていた。そのセリフを聞いて、わたし、「あぁ、もう終わりにしよう」と思ったの。

短かったけど、とてもすてきな夢を見させてもらった。
彼にまた会うことがあったら、ただ一言「ありがとう」って、それだけを伝えたいです。