marine blue

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友人二人とわたし。久々の週末旅行で伊豆へ。
心配していた天気は両日ともに文句なしの快晴で、青い海と青い空がとても美しかった。

「彼の方からLINEが来たことはないんだよね~」と、友人Aが言ってた。同じ会社の年上男性に片想いしてるらしい。「ごはんを食べに行くのも、結局いつも自分から誘ってる」とも。最近の悩みの種は、「またごはんに行きましょう」と言われてその後の連絡が来ないことだとか。
(…ん?最近どこかで聞いたことのあるような話だな、おい。)

「5月の終わりにね、」
「うん」
「彼から、“6月中旬が仕事の山で、それが終わったらまた連絡する”って返事が来たの」
「ふーん。なるほどね。で、そのあとは?」
「ちっとも連絡が来ないの」
「え、だってもう7月も中旬に差し掛かろうとしているよ…!」

「また彼にLINEしてみればいいじゃん」と言ったら、「たまには向こうから連絡がほしいし、向こうから誘ってほしい」というのが彼女の本心だそう。その気持ちもわからなくはない。ただ、彼女には申し訳ないけど、その恋はもう諦めてもいいんじゃないかと思った。
彼女が彼のことをほんとうに好きで、ほんとうに会いたいなら、「彼から連絡がほしい」とか「彼に会いたいと言われた」とか、そういうのはあまり関係ないと思っている。わたしだったら、むしろ本能のままに動いてしまいがち。福岡にいたころすきだったひとにしていたように、「どうしても彼に会いたい」と思ったら緊張しながら震える指でLINEを送っていたし、「たまには彼から連絡がほしいから自分からは連絡しない」だなんて、ときどき迷うことはあれど、結局、そんな選択肢はほとんど選べなかった。だって、よっぽどのことがなければ彼から連絡が来ることはないって、わかっていたんだもの。(友人Bもどちらかというとこの傾向にあり、最近できた彼氏としあわせそうに過ごしている。)

彼女の恋のはじまりは、たぶんよかった。
一年ほど前は、彼も彼女に好意を抱いていたのだろうというのは、彼女の話から安易に想像ができた。
「会社の飲み会の帰りに、わざわざ遠回りになる電車にいっしょに乗ってくれた」と言ってた。「彼の好きなひとのタイプが“日本人形みたいな人”で、それってまんまあたしじゃん?!って思った」とも。確かに彼女はとても古風な顔立ちをしている。髪も黒いし。「誕生日に、汐留の夜景のきれいなレストランを予約してくれて、一人1万3千円のコース料理をごちそうしてもらって、Diorのハンドクリームももらった」と自慢していたのもちょうど一年前の話。(こっそりコース料理の値段を調べたんだとか。)ただ、誕生日のお祝いデートは彼女からおねだりしたそうだ。
翻って現状は、彼女がどんなに意地を張ってたとしても、残念ながらその想い人から連絡が来る可能性は少ないだろう。だったら、彼女は自分の「会いたい」という気持ちに素直になった方がいい。つまり、それほどの気持ちがないなら、彼女が幸せを手に入れるためにも、さっさと見切りをつけて次に行くのも手じゃないかと思ったんだ。
「今年もこっそりお誕生日のお祝いを準備してくれているのかも!」と、友人Bとフォローしたら、彼女は「どうかなぁ」なんてまんざらでもなさそうだった。
はてさて。一体どうなることやら。

…と、ひとの恋路を客観的に見ることはできるくせに、いざ自分のこととなるとほんとうにお手上げ状態で参ってしまうなぁ。
どうやら近いうちにちゃんと彼に会うことになりそうだから、「結局会わずに渡せなくなったら自分で食べればいい」と、ちょっとしたおみやげを買ってみたものの、彼が静岡県出身だったことをふと思い出して「あっ…」ってなった。誕生日プレゼントも兼ねて…と思っていたけど、ツメが甘かった。笑える。

いよいよ20代最後の夏。どきどき、わくわく、胸が躍るような楽しい夏にします!