蜂蜜色

先日、いわゆる婚活パーティーとやらに出かけてみた。彼氏がほしいとか結婚したいとかあまり思わなかったけど、夏だし、暇だし、物は試し。どんなものなのかな?と思って。
半個室のようなところに通されて、お茶が出されて、机の上に置いてあったプロフィールをぱらぱらとめくってみた。そもそも自分にやる気がないからか、あまり興味がわかない。
わたしのブースに順番に男性がやってきて、仕事のこととか趣味のこととか他愛もない話をした。いやはや、いろいろなひとがいるものだ。「ちょっと生理的に無理だわ」とか「ぜんぜん話が弾まないな」とか「わりとイケメンなのに彼女いないんだ」とか「このひと結婚できなさそう」とか「もっと痩せればいいのに」とか、腹の内で思うだけでもけっこう失礼なことばかり考えていたらあっという間に終わった。
ちょっといいかも、と思うようなひとも特にいなかったので、何のアクションもせずに帰ってきた。思ったとおり、わたしはこういう場ですきなひとを探すのは向いていないとわかった。
相変わらずすきなひとのことがずっと頭の中をぐるぐるしている。何をしているかしら?と、ときどき会社のスケジューラを覗いてみる。彼らしく積極的に休みを消化しているようでうらやましく思う。福岡の猛暑にバテているんじゃないかと心配もする。彼の声も、顔も、もう鮮明には思い出せないけど、彼のとなりにいるときの胸の高鳴りだけは今もちゃんと覚えている。

とはいえ、いつまでもこのままではいけないということもよくわかっているので、なんとか現状の自分を打破したく、あれこれと懸命にもがいている今日この頃。
今日は初めてデパートのコスメカウンターに行ってみた。肌が汚いことがコンプレックスなわたし。BAさんはみんなきれいで、わたしのような不細工かつダサい人間が行くような場所じゃないと思っていたけど、今日担当してくださった方はとても親切だった。メイクの仕方もこれまでとちょっと変えてみたし、毎日使ってる香水も変えた。
相変わらず仕事はうまくいかない。でも、上司や先輩みたいになりたいなと思う。言われたことはしっかり自分の中で消化して、できる限り次に生かす努力をする。
もしこの先ほんとうに転職しようと思ったら、資格を持たないわたしは何か武器が必要になる。そう思って、かねてから興味があった英会話の習得を目指すことにした。数年計画だけど、東京オリンピックを迎えるころには「外国人と躊躇いなく英語で会話ができる」レベルを目指してちょっとがんばってみるつもり。

特にお盆休みもなく、コンスタントに仕事に行く毎日。カメラをぶら下げて海を眺めに行きたいんだけど、暑いし人は多いしでなかなか腰が上がらない。鎌倉とか葉山とか、近場の海を眺めながらおしゃれなカフェでひとりぼーっと過ごす平日休みがほしい。