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横浜で「誕生60周年記念 ミッフィー展」が始まった。
福岡で行きそびれた展覧会だったから、どうしても行きたかった。初日だし混んでいるかも…と恐る恐る出かけてみたものの、展覧会自体はそれほどの混雑ではなかった。

ゆっくり、じっくり、時間をかけて見て回った。
ブルーナ本人が描いた原画やスケッチ、そして、そのイラストを描く様子を映した映像を見て、これぞプロの仕事!といたく感動した。ミッフィーちゃんの輪郭も、目も、その一線、一点にまさに命を込めるように描かれている。シンプルでありながら温かみのあるイラスト、×印の口元はいつも変わらないのにちゃんと表情を読み取れるのは、何も難しいことはなく、ただ、そういうわけだと知った。絵を描いて生きていくということは、手段や方法が何であれ、きっと同じようなことだと思う。
ショップで筆箱と絵はがきと便箋とマスキングテープを買った。他にもいろいろ欲しかったけど、驚いたことにお財布に十分なお金が入っていなかったのだった。そのうちまた仕事帰りに立ち寄って、ショップだけでも再訪したい。

暑さに辟易としながら、横浜の潮風に吹かれて汽車道を歩きつつ桜木町へ向かった。通勤途中にあるスターバックスは、平日はいつも空いているのに週末は混んでいるらしい。ちょうど空いていたカウンター席でひとり抹茶クリームフラペチーノを飲み、いろいろなことを思い出した。悲しくて寂しくて泣きそうになって、お店を出ると陽が傾きかけていた。

家に帰ってどうしてもカレーが食べたくなって、1食分だけ作って食べた。「2段熟カレー」というカレールーは、1欠片ずつ個包装になっているから使いやすい。最近食欲がない日が続いていたけど、今日は久しぶりにお腹いっぱいごはんを食べることができて満足。
ここのところ、平日の疲れが溜まって週末は家でひとりで過ごすことが多かったけど、たまには外に出て遊ぶのも悪くないかもしれない。「新海誠が描く宙(ソラ)展」にも行きたいし、「レンブラント リ・クリエイト展」も行ってみたい。久しぶりにひとりで映画に行くのもいい。「君の名は。」「聲の形」「聖の青春」などなど、これから観たい作品がどんどん公開されるのがとても楽しみ。

でもね、ほんとうは、あれもこれも、すきなひとといっしょにみたかったんだ。