亜麻色

新年早々世間は三連休だそうですが、わたしは気持ち的に木曜日から五連休。
木曜日、長崎は諫早市へ出張。その足で熊本へ向かい、市内にある某航空会社系列の(わたしにとっては)豪華なホテルに一泊。翌日の金曜日は熊本市内にある現場の視察と打合せ。「せっかくだからいっしょに行こうよ」と上司に誘われるまま、まさにカルガモの雛のごとく上司や先輩のあとをついて行くだけの出張だった。自分でやったことと言えば、電車の切符を取ったことと、熊本でおいしい馬刺しを食べられるお店を探したことくらい。
相変わらず上司や先輩には思いっきり甘やかされて、おいしい馬刺しをつまみながらおいしいお酒も堪能して、ひとり旅じゃ絶対に選べないようなホテルに泊まって…新年明けてからまともに仕事しておらず、火曜日から会社に行くのがもうほんとうに苦痛でしかない。

昨日は福岡にいる大学時代の友達と宗像大社に行った。わたしにとっては初詣で、「今年も一年みんながしあわせでいられますように」と真面目に手を合わせてきた。おみくじは小吉だったけど、思いのほかいいことが書いてあったから大切に持ち帰ってきた。それからぐるっと回って日田に行った。遅めのお昼ごはんに想夫恋のやきそばを食べて、豆田の街並みを歩き、小鹿田焼の窯元が集まる集落まで足を伸ばした。手ごろな値段でマグカップと植木鉢を買った。近年、この小鹿田焼の素朴な焼き物に注目が集まっているらしい。
昨日はあいにくの曇り空で、一眼レフを持っていったものの一枚も写真を撮らなかった。早くも紅梅がほころんでいるのを見つけて、今年の冬がとても暖かいことをあらためて思い知らされる。

「写真」で思い出したんだけど、昨年末、昨日と同じ友達と高千穂に行ってきた。
念願叶っての高千穂、わたしはずっとずっと行きたいと思っていたけど、いかんせん目的地に向かうまでの足がなくて諦めかけていたところに友達が「いっしょに行こう」と誘ってくれたのだった。福岡から車で2時間半くらいかかるだろうか。助手席で眠るわたしに文句ひとつ言わずに運転してくれる友達には感謝しかない…
“神話の里”と言われるだけあって、国見ケ丘から望む高千穂盆地は独特の空気に包まれているような気がした。高千穂峡では友達がボートを漕いでくれて、真名井の滝を間近に見ることもできた。とてもすばらしいところだった。

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あと九州で行きたいのは「嬉野温泉」「黒川温泉」「天草」「熊本市内」かな…熊本はもう一度、今度は仕事でなく観光で行きたい。だってまだ熊本城にも登っていないんだもの!

すこしずつ、すこしずつ、福岡から旅立つ心の準備を始めておこう。