moss green

昨日、やっと検査結果を聞きに病院に行ってきた。12月に入って早々ノロウイルスにやられてしばらくそれどころじゃなかったから、ちょっと遅くなっちゃったんだけど。
「線維腺腫だけど良性のもの、半年後にまた検査においで」と言われてあっさり帰ってきた。「大丈夫!」と思ってたらほんとうに大丈夫だった。まずはほっと一安心。よかったよかった。これで無事に一年を締めくくることができそうだ。
このブログを読んでくださっているみなさまには、いろいろとご心配おかけしました。

今回のことは、大袈裟かもしれないけれど、自分の命とか、生き方とか、人生とか、そういうところにまで考えをめぐらせる大きなきっかけになった。
これまでは、ことあるごとに「生きるの辛い」とか「死にたい」とか平気で思ってたし、自分でもあまり生きることに執着してないつもりだった。でも、いざ「死ぬかも」って考えたら、やっぱりちょっと怖かった。「死んじゃうにはまだ早すぎるかな」って思い直した。だってまだ27歳だもの。仕事して、やりがいを見つけて、稼いだお金ですきなことしながら生きていられるって、病院の中でたくさんの注射や治療とともに過ごす毎日よりもはるかに恵まれている。いつか、すきなひとと結ばれて毎日しあわせに暮らせる日がくる可能性がほんのちょっとでもあるなら、そんなわずかな可能性でも夢見ていられるほうがずっとずっと楽しい。せっかく同じ時間を生きてゆくなら、めいっぱい笑って過ごしたい。そんなふうに思うようになった。

病院の帰りに、病院の近くにあるお気に入りのパン屋さんでシュトーレンを買った。小さなサイズでも1600円!毎年思うんだけど、シュトーレンって高い!!まぁ、今回は検査の結果も悪くなかったし、ボーナスもたくさんいただいたから、お祝いの意味も込めてちょっと奮発しちゃった。薄くスライスして、クリスマスまで一切れずつ食べるの。甘くて、おいしくって、噛むほどにドライフルーツの甘さとナッツの香ばしさとスパイスのほのかな香りがしてとってもうれしくなる。
そう、クリスマスが近づいている。去年はすきなひとと平井堅のコンサートに出かけたっけ。楽しかったなぁ。しあわせだったなぁ。あのコンサートで初めて知った米津玄師というアーティストの新しい歌がすきで、よく口ずさんでいる。泣けちゃう。


米津玄師 MV「メトロノーム」

今年はどうしようかな。彼とは何の約束もしていないけど、わたし、まだあきらめていないよ。彼に「会いたい」って言うと思う。言っちゃうと思う。会えないまま悶々と過ごすよりも、彼に会って笑って過ごす、そんなクリスマスにしたい。腕時計も、アクセサリーも、バッグも、靴も、お洋服も、ほしいものなら自分で買えるからプレゼントなんていらないの。唯一お金じゃ手に入らない、すきなひとの笑顔に会いたいと思う。彼に会えたらそれでいい。それが何よりのクリスマスプレゼント。

彼への想いは募るばかり。変わり映えのしない、だけど小さなしあわせを噛み締めるような一日が、ひとつ、ひとつ、過ぎてゆく。

今日がどんな日でも何をしていようとも
僕はあなたを愛してしまうだろう
伝えたい思いが募っていくまま
一つも減らない僕を
笑い飛ばしてほしいんだ
メトロノーム/米津玄師)