瑠璃色

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夏バテを乗り越えて海へ。糸島は海がきれいだ。

すきなひととはまた一悶着あって、わたしは泣いてばかりの週末を過ごしている。
昨夜、自宅の玄関前から大濠の花火を会社の後輩とふたりで遠くに眺めつつ、昨年は彼といっしょに大濠公園まで観に行ったことを思い出していた。
時を同じくして、彼は埼玉で誰かといっしょに花火を楽しんでいたそうだ。彼からLINEが届くのと、彼のすきなひとからLINEが届いたのがほぼ同じタイミングだったから、きっとふたりで観に行っていたのかな。彼は律儀に花火の動画まで送ってくれた。「“子ねこちゃん”と観に行ったの?」と彼に聞いたら「友達とですよ」ってしらばっくれるし、気になってしつこく聞いているうちに、どうやら彼のことを怒らせちゃったみたい。でも、おとなげないのはわたしだけじゃない、と思ってる。
関門海峡の花火大会に行きたい」と言ったら「行ってみようか」って言ってくれたの、すごくすごくうれしかった。もしかしたら、って思った。でも、花火大会にいっしょにいくひとがすきなひとだろうがそうでなかろうが、彼にとっては大した問題じゃないんだよね。「彼女やすきなひととじゃなくたって、異性とふたりきりで出かけたりするでしょう」って、それはもちろんそうなんだけど、彼の「行ってみようか」はわたしとふたりじゃなくたって成立することがあらためてわかったし、結局、彼にとってのわたしは福岡で過ごす休日のいい暇つぶしくらいの存在でしかないんだろう。最近のわたしの頭の中がいかにお花畑だったかを思い知らされた。

今日、美容室で美容師さんに「“花火大会”にいっしょに行くひとの位置づけ」をそれとなく聞いてみた。「お互いに恋愛感情がない完全な友達だと思ってたら何も考えずにいっしょに行くけど、もし、相手が自分に気があるのがわかっていながら自分は相手に対してそういう感情がまったくなくて、将来的にも相手とそういう関係になりたくなかったら、ふたりで行くことはしないなぁ。だって相手に変な期待をさせてしまうし、きっと傷つけてしまうでしょ?」だって。ちゃんと相手の気持ちを考えられるやさしい美容師さん。それに比べてわたしのすきなひとは、そんなやさしさも持ち合わせていないのか…。
うぬぼれるな!と自分に何度目かの喝を入れる。何度繰り返せばわかるんだろうなぁ。誰かをすきになるってきっとそういうことなんだけど、こうも繰り返していると、自分でもちょっと不安になるほどバカなんじゃないかと思ってしまうよ。

涙はこぼれるばかりで、心も身体も渇ききってる。そうだ、ポカリ飲まなきゃ。(あのCMがすきです。)