約一ヶ月ぶりの東京、そして横浜。あまりの暑さにただただ驚くばかり。
研修から戻ったのは月曜日の夜のこと。火照った身体は妙に熱っぽくてお腹の調子も悪く、飛行機に乗っている間はまるで拷問のようだった。這うようにして家に帰り着き、さっとシャワーを浴びてすぐにベッドに入ったけれど、夜中に何度も目が覚めた。眠くてたまらないのになかなか眠れないまま朝を迎えた。目覚まし時計が鳴って会社へ行く準備をしようにも腹痛は酷くなるばかりで、無理やり口に入れたトーストは最後の一口を飲み込むのがつらかった。とうとう立ち上がることすらままならなくなったわたしは、そこでやっと会社を休むことを決めたのだった。
社会人になってから会社を休む理由はなぜか必ず“腹痛”だ。しかも病院へ行かないとおさまらないほど酷いものばかり。今回は久々にやっちゃったなぁ。お医者さんには「この時期に腹痛をこじらせたら盲腸になって手術しなくちゃならなくなるよ」と脅されてしまった。処方された薬を飲んでひたすら眠っていたら、今度は寝すぎで頭が痛い。もう踏んだり蹴ったり!
とは言え、一日ゆっくり休んだら今日は朝から調子がよかった。お腹に多少の違和感はあったけれど、会社にもちゃんと行った。通勤の途中でたまたますきなひとに会ったらすぐさま「昨日は一日外出してたの?」と聞かれたから、「体調が悪くて会社を休んだ」と正直に話した。「東京で遊びすぎたんでしょ」なんて笑われてしまい、たぶんあんまり心配はしてくれてなかったと思うけど、昨日わたしがいなかったことには彼も気づいていたんだなぁと思った。

彼の言うこともあながち間違いではない。
日曜日に東京へ行って、会社の仲良しの同期女子とカフェでおしゃべりしたり、夜は大学時代の男友達二人と盛大に飲んだりした。長年の付き合いがある気の置けない友人たちと過ごす時間は福岡での楽しさとはまたちょっと違っていて、わたしは久しぶりに心がほぐれたような気がした。みんなの「早くこっちに帰ってきてね」という言葉が素直にうれしかった。
すきなひととの最近のことを話してみたら、みんな、あとはわたし次第だと口を揃えて言う。「彼はきっと、自分の年齢のこともあって言うに言えないんだよ」というのがみんなの見解らしい。つまり、「40代も半ばの彼が、20代でまだまだこれから!みたいな女の子の未来を考えたら、そう簡単には手を出せないんでしょう」ということのようだ。そうだったらいいな、と思う。彼から何度も聞いている「会社のひとは恋愛対象にはならない」とか「いまさら恋愛、ましてや結婚なんて」という彼のポリシーを粉々に打ち砕くほどの魅力がわたしにあったらいいのにな、と思う。

明日は彼もいっしょの飲み会だけど、残念ながら服薬中のわたしはどうなることやら…。日本酒好きなわたしが選んだ日本酒だらけのお店で日本酒を控えろというほうが無理な話。「ドタキャンするかも」と彼に言ったら「何もしゃべらなくていいからおいでよ」だって!ほんとうに、ぜんぜん、これっぽちも心配してくれない!
週末、彼はまた埼玉に帰っちゃうからしばらく会えないし、いつもどおり寂しくなるのもわかってるんだけど、今はそれより身体をしっかり整えたい。みなさまも夏バテにはご注意を…