heliotrope

Mステ観たさに仕事を途中で切り上げて帰ってきてしまったせいで、明日は休日出勤する予定だ。ミスチルが出す新曲はいつも、そのときどきのわたしの心情に恐ろしいほど合致している。くすぶっていた自分の心に容赦なく突き刺さり、今日もやられた。まんまと泣かされた。CDをまだ買っていないから明日仕事帰りに買ってこよう。だいすきなひとたちが奏でるだいすきな音楽は、いつだってわたしを元気にしてくれる。

Mステに引き続いての金曜ロードショー。『千と千尋の神隠し』を途中から観た。この映画、公開された当時からもう何度も何度も観ているはずなのにやっぱりおもしろくて、観始めるとテレビの前から一歩も動けなくなった。子どものころに観て抱く素直な感想と大人になってから観て抱く複雑な感情、まったく同じ映画を観ていながらそれぞれに違う。不思議だと思う。千尋のやさしさ、純粋さ、健気でひたむきなこころは今のわたしが見習いたいところ。

結局あれからすきなひととはなんとなくぎこちなくて、最近は仕事も遅々として進まず業務は増える一方、ただしやる気ゼロ。とは言え、サラリーをもらっている手前休日を返上してでも仕事はこなすしかない。でも、正直、すきなひととのことはもう疲れた。
彼はこの連休も埼玉に帰っている。彼女に会いに行くのだろうか、と、わたしはまた要らぬことを考える。彼がもう二度と福岡に戻ってこないことを願ったりもする。こんな汚いこころのままでは彼に合わせる顔がないと思うから。

たぶん、きっと、今は仕事も恋もうまくいかないような、そんな時期なのだとわりきって前に進むしかないのだろう。そう頭ではわかっていても、こころが、からだが、ついていかないことが一番くるしい。
明日が待ち遠しいような、明日なんか来なくていいような、どっちつかずの中途半端な気持ちで連休を迎えることに何か意味があるのだろうか?この3連休が終わるころには、ミスチルの新曲を聴きながらもう少し前向きなわたしを取り戻せていたらいいのだけれど。