山吹色

朝、目が覚めると外は予想外に晴れていた。慌てて大量の洗濯物を洗濯機に放り込んだ。昨日作りすぎた豚汁がまだまだたくさん残っていて、白いごはんと豚汁とほうれん草のおひたしで軽く朝食を済ませた。お風呂掃除をして、クローゼットの夏物を片付け、掃除機をかけたところで午前中が終わり、再び豚汁でお昼ごはん。今、大きな鍋に入った豚汁が「乗り越えなきゃいけない壁」みたいにしてわたしの前に立ちはだかってる。いったいどうしてこんなに作ってしまったのか・・・昨日のわたしに問いかけてみるも返事はない。
午後、急に外が暗くなってざっと雨が降り出した。洗濯物は直前に取り込んでいたから、間一髪難を逃れた。斜め下に住んでいる後輩のベランダに布団が干してあるのが見えたけど、彼の布団は無事だったのかな。

先日書いた「Postcrossing」のこと。ロシアの女の子にもドイツの女性にも無事に絵はがきが到着したことを確認した。そして昨日、わたしのもとにも一通の絵はがきが届いた。それは、ドイツのケルンという街からはるばる届いたもので、サン=テグジュペリの「星の王子さま」の切手が貼られていた。メッセージには非常にクセのあるアルファベットが並んでいて、一読するだけでは暗号のようにまるで意味不明だったけど、何度も読むうちに何となく意味が伝わった。
英語を読むのはそこそこできても、英語を書いたり話したりするのはとても苦手で困っている。日本の歴史、街並み、食事、観光地、すべてひっくるめて日本のいいところを外国のひとに紹介したい気持ちや、異国の言葉を話すひとたちと楽しくコミュニケーションを取りたい気持ちは「英語を書けない、話せない」という自分の不得手なところで思い切り蓋をされてしまう。Postcrossingを始めて毎日英語に積極的に触れるようにはなっても、語学の勉強なんて一朝一夕には上達しないもの。これからもこつこつと、マイペースに学んでいきたいなぁ・・・とは、絵はがきに書く英語のメッセージにあれこれ悩みながらいつも思うことだ。

郵趣の話題をもうひとつ。
わたしは今、「赤崎水曜日郵便局」というアートプロジェクトにも興味津々で、いつか手紙を出そうと思っているところ。水曜日限定の郵便局に、わたしの水曜日の出来事を書いた手紙を送ると、だれかの水曜日の出来事が書かれた手紙が送られてくるらしい。残念なのは、わたしの自宅にはプリンターがなく、専用の便箋をプリントアウトできないこと。
水曜日と言えば週の半ば、意識しないと「今日はノー残業デーだな」とか「一週間も今日で折り返し地点だな」とか「あと2日働けば週末だな」とか、そんなことを考えるくらいであっという間に過ぎてしまう日(少なくともわたしにとっては)だけど、うれしかったこと、かなしかったこと、いらいらしたこと、たのしかったこと、いつもならさらりと流してしまうようなことでも、誰かに聞いてほしいと思うことがたまにはある。そんな一日のとある場面を切り取って、顔も名前も知らないだれかに伝えるという不思議な行為は、きっとなんでもない水曜日をわくわくさせてくれるスパイスになるに違いない。

さぁ、残り一日の連休をどう使おうか。天気が良さそうだからお布団でも干そうかな。