極彩色

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台湾へ行ってきた。
おみやげを渡そうと思って、今日は久しぶりにすきなひとをお昼ごはんに誘った。

先月、会社の後輩に「いっしょに台湾へ行きませんか?」と誘われて、わたしは迷っていた。海外旅行はほとんど経験がなく、特にアジア圏には「行きたい」なんて考えたこともなかったから。すきなひとに相談した。彼に「俺も台湾は行ったことないけど、親日的だって聞くしいいんじゃないかな?」と言われ、わたしは台湾へ行くことをようやっと決心したのだった。

いざ行ってみたらとても楽しかった。鼎泰豐の本店で小籠包を食べたり、台北101から台湾の夜景を眺めたり、マンゴーかき氷を食べたり、士林夜市臭豆腐の匂いにびっくりしたり。新竹の市場で迷子になったり、九份で『千と千尋の神隠し』の世界に浸ったり、かわいい猫と戯れたり、山の向こうに見える海がとてもきれいだったり、火鍋の辛さにお腹を壊したり、夜更かししながらみんなで大笑いしたり。迪化街でお土産を買ったり、布問屋のかわいい布にときめいたり、おしゃれな雑貨屋さんでポストカードをたくさん買ってみたり、たくさん写真を撮ったり。
思いのほか街は清潔で、食事もおいしくて、雑多な街並みが日本とは明らかに違う雰囲気を漂わせていた。台湾のひとは日本人のわたしたちにとてもよくしてくれた。知っている日本語で挨拶してくれたり、片言の英語でコミュニケーションを取ろうとしてくれたり、困っているわたしたちを見かけると率先して手助けしてくれるひともいた。なんだかそれが素直にうれしくて、わたしは台湾をとてもすきになった。

そんな台湾のお土産話を、彼は楽しそうに聞いてくれた。すきなひとに久しぶりに会えば話したいこともたくさんあって、お昼休みの1時間なんかあっという間に過ぎてしまった。このつづきはいつ話せるかな。その日までわたしはまた、しずかに彼を想い続ける。