snow white

週末、会社のひとたちと湯沢までスキーをしに行った。わたしはスキーは初めてだったけど、思いのほかスムーズに滑ることができて楽しかった。会社のひとたちはみんなうらやましいほど上手に滑っていた。
土曜日は晴天に恵まれたものの、日曜日は大雪と強風で視界も悪く早々にリタイア。温泉で身体をあたため直し、湯沢の駅近くのお蕎麦屋さんでおいしい食事をいただき、夕方の新幹線で帰ってきた。
帰宅後、買ってきたパンで簡単に夕食を済ませ、久しぶりにパソコンを開いたものの、あまりの眠たさに21時過ぎには就寝。あっという間に意識を失った。

今朝、目が覚めると時計は8時半を回っていた。一度も目を覚ますことなくこんこんと眠り続けていたらしい。寝すぎたからか、頭痛に悩まされながらも、たまった洗濯物を片付けたり掃除機をかけたりした。
家事を終え、「ケンタッキーのビスケットを食べたい!」と思い立ったのでいそいそと出かけた。小さいころ、ケンタッキーのビスケットを買うと必ず付いてくるメープルシロップが大好きで、それ目当てでよくビスケットを買ってもらっていた。お父さんはそれをよくわかってくれていて、店員さんにメープルシロップを多めに付けてくれるよういつも頼んでくれたことを思い出した。
街に着くころには頭痛もぴたりと治まっていた。ラップサンドのセットとビスケットをほおばりながら、片手には司馬遼太郎の文庫本。「義経」の上巻を昨年末からこつこつ読み進めているものの一向に進まない。決して面白くないというわけでなく、頼朝の意地の悪さ(とは言え頼朝自身が頂点に立つ為の策略なのだが)に苛々してしまい、こんな兄貴に義経の運命が左右されることにどうしても納得がいかないからだ。

今日の天気予報は“曇りときどき晴れ”。午前中は曇りがちだったけど、午後からはあたたかい陽射しがさんさんと降り注ぎ、買い物帰りの道端で沈丁花のつぼみがふくらみかけているのを見つけた。気温は低く大寒らしい寒さにも、少しずつ春の訪れが近づいていることを知る。