horizon blue

飛行機から見下ろす景色をぼーっと眺めながら目的地へ向かうのが好きだけど、分厚い雲に覆われているとそれも叶わない。空の上での曇りと晴れの境目。それはとてもまっすぐで、うつくしい直線を描いていた。

やっと衣替えをして、ついでにこたつも出した。着るものも住まうためのものも冬支度を終えた。ぬくぬくと気持ちがいい。冬生まれのわたしは、夏よりも冬が好き。駅のホームで遅れた電車を待ちながら寒さを我慢したり、忘年会や新年会で浮き足立った街を眺めたり、首元に巻いたマフラーに顔をうずめたり。

駅までの道をてくてく歩きながら、ぴんとはりつめたつめたい空気を思い切り吸い込んで、こころとからだをリセットする朝。イヤホンから流れてきた「忘れものの森」は、この季節によく似合う。
わたしはこんなふうにして毎日仕事へゆく。日々身にまとう衣服や空気が季節によって変わったり、イヤホンから流れる音楽が日によって変わったりするくらいで、そんな毎日が安定的に続いてゆく。今日も、明日も、これからも。変わり映えのしない毎日の中にも、ほんのすこしの変化を見つけて、それをわたしらしく楽しめたらいい。そんなふうに生きてゆけたら、いい。

今日は、安売りのときに買っておいた豚バラのブロックを解凍して、塩をふってグリルでこんがりと焼き、にんにくたっぷりの味噌だれをつけて食べた。お野菜は、北海道から届いたたまねぎをたっぷりの水にさらし、トマトスライスを添えて手作りのドレッシングをかけた簡単なサラダ。
ここのところ仕事で帰りが遅く、ろくな夕食を食べていなかった(何も食べないでそのまま寝るとか、食べても卵かけごはんとか、そんなのばっかりだった)から、久しぶりに自分でしっかり作ったごはん、とてもおいしかった。