飴色

広島に行ったのと同じ年、わたしは長崎へも足を運んでいた。
稲佐山からの夜景を見るために、日の入り前に山へ登った。そのとき見た夕陽を一枚。

11時02分、わたしは会社でパソコンに向かい作業に没頭していたらしい。作業が一段落して気づけば正午前、昼休みに入るところだった。給料日前で中身がすっからかんのお財布を持って出かけた。外はうだるような暑さだった。
お弁当を買って、自席に戻り、温かいごはんと彩り豊かなおかずを目の前にしたわたしは、お腹いっぱい食べたくても食べられなかったたくさんのひとや、ほんの一滴の水でさえ飲みたくても飲めなかったたくさんのひとを思いながら、ひとくちずつ、箸を運んだ。
午後はまったく仕事がはかどらなかった。来週の忙しさが目に見えている中で、今日はもうどうでもいいや!と、半ば投げやりに仕事を終えた。昨日、おとといと飲み会続きだったから、いそいそと早めの帰宅。夕飯には、スーパーで半額だった塩鮭のハラスを焼いて、ありものの野菜をスティックにして、味噌とマヨネーズとにんにくでディップを作って食べた。
世の中はお盆休みらしい。朝夕の通勤ラッシュが和らぐうれしい数日間。

親知らずが生えてきたことに気づいてしまった。新しい歯が生えるだなんて十数年ぶりのこと。複雑な気持ち。
週末も暑さが続くという。なんとなくもやもやしている心といっしょに、明日は布団を干そうと思う。