銀鼠

旅先、つまり、帰省先はひたすら雨だった。写真を撮ろうと意気揚々と出かけた日には記録的豪雨に見舞われ、カメラを出すのも躊躇われるほど。小雨の日には両親とアウトレットに出かけたり、街へ行って牛タンを食べたりした。最終日の今日、数日ぶりに青空を仰いだとき、これほどまでに天気を憎んだことはなかった。

一度、彼と行ったことがある街だ。ふたりで肩を並べて歩いた道をなぞるようにして歩くたびに、そのことを思い出したり、思い出さなかったりした。

来月には、駅までの道に大きな七夕飾りが連なる街。七夕祭りの初日は家の目の前で花火が上がるという。来年こそは、祭りの時期に合わせて行きたいな、と、ぼんやり思いながらの帰京。
こちらは相変わらず暑い。水不足が心配。