今日は、昨日の雨模様と打って変わっていい天気だった。

化粧水とコットンと普段使いの日焼け止めがいっぺんに底をついたので、給料日前にもかかわらず薬局へ走った。ついでに銀行に寄り、通帳に記帳して、今月はこのまま順調に行けばあと3万円くらい貯金できそうだということがわかった。3月の残業代が予想外に多かったからかもしれない。意味合いは違うけれど、“たなぼた”的なうれしさ。
青空の下で、きれいにラッピングされたカーネーションを一輪、大事そうに握りしめた女の子がいた。今日は母の日だから、きっと、家に帰ったらママにそっと差し出すんだろう。でも、そんなに強く握ってしまったら、カーネーションがしおれてしまうよ…そんなことを思いながら、帰りにいつものパン屋をのぞいて、昼食代わりのBLTサンドとベルギーチョコレートのコロネを買った。先日立ち寄ったときは、胸に「研修中」のプレートをつけてたどたどしくレジを打っていた女の子が、今日はてきぱきとパンを包み、レジを打ち、すてきな笑顔で「ありがとうございました!」と言ってくれた。がんばれ一年生、その調子、その調子。

本屋でいつも読んでいるファッション誌をめくる。「足を出さずに夏を乗り切る方法」という特集に引き寄せられるようにして、本屋でもレジに並んでしまった。
ところで、自分の汚れた鞄を平積みされた本の上にどかんと置きつつ、ネイルアートの本や雑誌をその鞄の横にいくつも広げていたのは、小太りで清潔感がなくメガネが皮脂で曇っていそうな女性だった。「お前なんぞにネイルの何たるかがわかってたまるか!」と言いたくなるような、そんな場面にも遭遇した。
電車で化粧、香水のつけすぎ、ゴミのポイ捨て…そういうごく一般的&基本的なマナーを知らない女性がいくら外見を磨いたって、なんの特にもなりゃしないだろう。しかし、そういう女性に限って、そんなことには気づかず外見にばかり注力する。わたしはそういう女性にはなりたくないし、赤の他人にそう思われる女性にもなりたくはない。

母の日。母親にそれとなく電話してみたけど、「ありがとう」は言えなかった。次の週末に仙台に行ったら、ごはんでもごちそうしてあげよう。