芥子色

小学校の頃からの旧友と街へ出かけた。
神楽坂の、夜に訪れればものすごく高そうな和食屋でカキフライ定食に舌鼓。その後、とある神社に参拝し、お守りをいただき、大事にしまう。おみくじを引いたら「大吉」だったから、いいことがあるとうれしい。
それから新宿へ。旧友は、15gで5000円を超えるような目元ケアのクリームを買っていた。わたしたちは小学校で出会ったのに、もう、そんなところにまで気を遣わなければならない年齢になったのだとあらためて気づく。時が経つのは早い。振り返ればあっという間の四半世紀。
旧友と別れた後、REGALからフェアのお知らせが届いていたのを思い出し、前から気になっていた靴を試着しに行った。お目当ての靴は全滅だった。でも、色違いを履いてみたらとてもしっくりきたので、狙っていた色やその他気になっていた靴を数点取り寄せてもらった。届いたら試着しに行くのが目下一番の楽しみなこと。
秋から冬へ、一雨ごとに季節は進む。そのひとつひとつを、自分らしく、切り撮っていけたら。